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    非認知能力を知るための イントロダクション①

    目次

    「非認知能力」という言葉のイメージ

    ※初学者でない方にこの記事は少し退屈に感じてしまうと思いますので、飛ばして読むのがおすすめです。

    皆さま、はじめまして!執筆者のキッカワです。早速ですが「非認知能力」と聞くとどのようなイメージを持ちますか?筆者は最初にこの単語を見たときにAKIRAのワンシーンを思い浮かべました。

    「どうしちまったんだ俺は…夢でも見てんのか…俺に、こんな力があったなんて」

    映画「AKIRA」より

    皆さまはいかがでしょうか?
    非認知能力」という単語は日常的に使う単語ではないため「人の心や感情に関わる能力」と答えられる方は少ないと思います。

    非認知能力と社会情動(情緒)的能力の取り扱い

    非認知能力を勉強しようと思うと、必ずと言っていいほど「非認知能力(社会情動的スキル)」や「社会情動的(非認知)能力」と見かけることがあると思います。結論から述べると、学ぶ上においては同じものと理解して問題ありません。表現の違いくらいと考えてください。

    ※別記事で解説予定の「ビッグファイブ(Big Five)」辺りでまた触れるかもしれません。

    また「社会情動的」と「社会情緒的」のどちらも目にしますが、このnoteでは「社会情動的スキル」を主に単語としては用いる予定です。理由は心理学や医学では「情動」を多用することが多いためです。

    例として挙げると、国立教育政策研究所が過去に出した報告書等のタイトルは、

    「非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての 研究に関する報告書」

    国立教育政策研究所
    平成27年度「非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての 研究に関する報告書」より

    『「社会情緒的(非認知)能力の発達と環境に関する研究:教育と学校改善への活用可能性の視点から」(学校改善チーム)中間報告書(米国・中国調査)』

    国立教育政策研究所
    令和3年度『「社会情緒的(非認知)能力の発達と環境に関する研究:教育と学校改善への活用可能性の視点から」(学校改善チーム)中間報告書(米国・中国調査)』より

    同じ国立教育政策研究所の中でも違うので、我々もそこまで気にする必要はありません。
    国語的な問題でもあるため、非認知能力を知っている方からしたらどちらでもいいのでは?と思う方が圧倒的に多いと思います。筆者もどちらでもイイ派です。それなのになぜここまで丁寧に解説したのか。その心は自分が国語的な部分でつまづいたから以外のなにものでもありません…。そしてこの点に言及している文献や記事があまりなかったため、このサイトでは同じとして取り扱いたいと思います。

    非認知能力を耳にすることが多くなった理由

    教育やビジネス、社会全体において、重要視されてきたこともあり耳にすることも多くなった非認知能力ですが、特に教育分野でクローズアップされることが増えてきたなと感じています。これには従来の学業成績やテストの点数だけでは測りきれない、子供たちの総合的な成長を文部科学省主導で進めていくという方針を打ち出したのも関係しています。

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